
『まずは親を超えなさい!』を読んで|10年越しにわかった“本当の目標設定”の意味
🪜 この本を手に取った理由
「どうすれば本当に人生を変えられるのか」
そんな問いを何年も抱え続け、自己啓発書や目標達成本を読み続けてきました。
その中でも、苫米地英人先生の『まずは親を超えなさい!』は、私にとって原点であり、再出発の起点となる一冊です。
初めて読んだのは10年以上前。
当時はただ「知った気」になっていただけで、正直、何も行動に移せていなかった。
でも今、あらためて再読してみると、「あの時は理解できなかったけど、今なら腑に落ちる」――そんな感覚の連続でした。
✅ 要点のまとめ
- 苫米地式コーチングの基本理論が詰まった入門書
- 「親を超える」というのは、親の価値観を無意識に超えていくということ
- 本当にやりたいことを実現するためには、ゴールの設定が何より重要
- コンフォートゾーン(現状の心地よさ)を越えることで、変化が起きる
- 「ゴールは、達成することよりも、“ゴールであること”が重要」
👤 こんな人におすすめ
- 目標設定の方法に悩んでいる人
- 自己啓発本を読んでも変化できなかった経験がある人
- 親や周囲の価値観に縛られていると感じている人
- 苫米地式コーチングの考え方を初めて学びたい人
📝 感想と学び(タイプ5視点)
私はエニアグラムでいうタイプ5(観察者タイプ)。
理論を理解してからでないと行動に移しにくいという傾向があり、苫米地先生のように抽象度が高い理論には、最初は正直とっつきにくさを感じていました。
この本を初めて手に取った10年以上前、私は「目標設定とはこういうものか」と頭では納得していたつもりでした。
でも、実際には理解できていなかった。
ただ「知った」だけで、「実行できるまで理解していなかった」という事実に、今回の再読でようやく気づきました。
今回の読書で印象的だったのは、やはり苫米地式の目標設定です。
「ゴールは現状の延長線上にあってはいけない」
「達成可能性ではなく、心から望む未来を設定すること」
という部分に、あらためて深く納得させられました。
また、「親を超える」というタイトルが示すように、
私たちは知らず知らずのうちに、親の価値観や社会の枠組みにとらわれたまま目標を立てていることに気づかされました。
目標とは、達成することよりも、それを本気で思い描き、信じ続けられることが何より大事なのだと。
この本を通じて、そうした苫米地式コーチングの本質に、ようやく触れられた気がします。
🔚 まとめ
『まずは親を超えなさい!』は、単なる目標設定の本ではありません。
自分の人生を、自分で選び取るための“思考の脱洗脳”の書とも言える内容です。
10年前に「知った気」になっていた自分。
それから歳月を経て、ようやく「本当に理解すること」の意味がわかり始めた――
この再読体験は、ある意味で“今の自分が過去の自分を超えた”瞬間だったのかもしれません。
これからもっと苫米地式コーチングを深く学び、実践したいと思わせてくれる、原点回帰の一冊でした。
🎯 こんな人に読んでほしい!
- 目標を立ててもなぜかワクワクしない人
- 自己啓発に取り組んでも結果が出なかった人
- 親の期待や世間体を超えて、自分の本当のゴールを見つけたい人
- 苫米地理論を“理解して終わらせず、実践したい”と感じている人すべてに。